出来レースとは一体どういう意味?会社で初めて直面した出来レースとは?

 

しばしば勝負や競争に対して、

「出来レース」という言葉を使うことがあります。

 

「あの大会、実は出来レースだよね?笑」

「出来レースだったのか!そんな・・。」

 

その対象は、有名なオーディションやコンクール、

そして私達にも身近な就職面接まで様々。

 

今回はそんな「出来レース」の意味を、

苦い実経験を交えながらご説明します。

 

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出来レースの意味

まず「出来レース」というのは、

「出来合い(出来あがっている)のレース」「話し合いが出来ているレース」のことで、

事前の話し合いによって、あらかじめ結果が決まっている勝負や競争を指して言います。

 

  • 意味・・事前の話し合いによって、あらかじめ結果が決まっている勝負や競争。
  • 類語・・仕組まれている、やらせの、計画されている、裏がある、インチキの

 

特徴としては、主に主催者側の意志で行われ、

勝負や競争の中でも「審査」によって勝者を決める競技に多いこと。

 

そして実際の使い方としては、表面上は「公平」に進行されているものの、

裏ではあらかじめ結果が決まっていることに第三者が気づいて(周知の事実)、

それをあざ笑う時に使うことがまず一つ。

 

「あれさぁ、公平な感じだけど、出来レースだよな?笑」

 

その他にも、出来レースであることを知らない参加者が、後でそれを耳にして、

こみ上げてきた怒りや悔しさ、落胆などの気持ちのやり場を探している時

場合によっては公平だったのに「負け惜しみ」として使うこともある言葉。

 

「なんだよ。出来レースだったのかよ。ちくしょう!」

「どうせ出来レースだったんだろうな。実力の差じゃないよ。」

 

なお、「出来レース」と似た言葉に「八百長(やおちょう)」がありますが、

こちらは「組織的な賭博が絡む」「競技者同士の話し合いで行われる」もので、

その他にも「第三者に予測されていない」という違いもあります。

出来レースの具体例

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出来レースの意味を確認したところで、具体例を1つご紹介しますね。

 

この具体例は、忘れもしない、私が会社で初めて直面した出来レース。

社会の厳しさ、というか現実を知った出来事でした。

 

私がまだ20代半ばだった、新卒入社した会社にいた頃。

 

当時いた会社では、各職場で「商品やサービスの向上」

などを目的とする活動を小グループで行っていて、

その成果を発表する大会が半年毎に開催されていました。

 

この大会で発表して上位に入賞すると、

自分自身や部署の評価にプラスになると言われていたので、

若手で一歩先に出たかった私はやる気でいっぱい。

 

そのため計2回代表として発表したのですが、

結果は悪くはないものの上位入賞できず、

それはその後、後輩の男の子が2回発表しても同じ。

 

これだけなら単純に力不足で終わりそうな話なのですが、

この4回とも上位はほぼ決まった部署の社員だったので、

当時の純粋で無知だった私の頭の中にもある疑念が湧いてきました。

 

「もしかしたら、はじめから結果が決まっているのでは・・?」

 

冷静に客観的に見ても、活動の成果・発表資料・発表の仕方、

どれをとっても上位3位までと比べて引けを取らない。

 

むしろそれより良かったという声もあったので、疑念は膨れ上がる一方。

 

しかしそれを口に出したら、単なる負け惜しみだと思われるので黙っていたところ、

落ち込んでいる後輩を見かねてか、古株社員が私達にこのような事実を打ち明けてくれました。

 

「実はな、ほぼ出来レースなんだよ。役員が目をかけている部署の社員、体育会系の社員、

あとは若手の女性社員が上位に入賞するのがお決まりのパターンなんだよ。」

 

「例外もあるけど、基本はそう。今までもそうだった。だから気にすることはない。」

 

古株社員がこの話をしてくれた時、近くには同じく古株の方が2人いましたが、

2人ともが頑張りを認めてくれつつ、悔しそうでもある複雑な顔をしていたことも、

この話が励ますための作り話ではなく、事実であろうことを物語っていました。

 

そしてまた発表の時を迎え、発表者を若手の女性社員にバトンタッチした結果は、

女性社員の頑張りがストレートに認められたかのような第2位入賞。

 

それでは今まで上位に入賞していた部署はどうかと言うと、1位と3位にランクイン。

 

この時点で、この会社では出来レースが普通にあることを理解しました。

 

これは社会人経験が少なく綺麗なものを信じていた私にはこたえましたが、

状況をつかめたためかしばらくするとスッキリした気持ちになっていき、

今後自分はどうすべきかを真剣に考えるようになったことを覚えています。

 

出来レースがあるからと言って腐らない。

上司が望む通り(思い通り)に動く意識を持つ。

気にせず力をつけて、目に見える結果を継続的に出す。

その結果を適切な場所でしかるべき人にアピールする。

人付き合いは無理なく、敬意を払って。

 

そしてなにより、30歳の時に起業したいという目標があったので、目標のためにもリスク対策のためにも、

会社以外のところに柱(収入源、スキル)を作りたいと真剣に考えるようになりました。

まとめ

いかがでしょうか。

 

今回は、出来レースの意味と具体例をご紹介しました。

 

  • 意味・・事前の話し合いによって、あらかじめ結果が決まっている勝負や競争。
  • 特徴・・主に主催者側の意志で行われる。「審査」によって勝者を決める競技に多い。
  • 類語・・仕組まれている、やらせの、計画されている、裏がある、インチキの
  • 具体例・・社内大会が出来レースで、あらかじめ入賞する部署(人間)が決まっていた。

 

出来レースというのは、あらかじめ結果が決まっている、(主に)主催者側に仕組まれたレース。

会社でのそれは、学生時代までの「筆記試験」とは打って変わって、とても複雑で不公平です。

 

しかし、それが会社において政治的な意味で、あるいは上層部の好みで行われているのだとしたら、

そこで生き残るためには受け入れ、目をかけてもらう側にまわる努力も必要になるでしょう。

 

出来レースの存在を知ってからの私は、それを常に意識しながらも、

もう一つ柱を作りたい、作るべきだという気持ちが強くなってきて、

その気持ちが今の私の考え方・生き方の土台になっています。

 

最後にこちらの記事では、私が馴れ合いを嫌いとする理由と、

そうした中での職場での付き合い方をご紹介していますので、

会社での「馴れ合い」にお悩みの方はあわせてご覧ください。

 

 

最後まで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。