「なあなあになる」の意味と語源。「なあなあの関係」の具体例3つ。

 

普段の生活の中で「なあなあ」という言葉を使うことがありますよね。

 

「なあなあになる」

「なあなあで済ます」

「なあなあな感じ」

「なあなあの関係」

 

ただ、その意味を人に説明するとなると、

言葉に詰まる場合もあるのではないでしょうか。

 

そこでこの記事では、「なあなあ」の意味と語源、

そして「なあなあの関係」の具体例をご紹介します。

 

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「なあなあ」の意味と語源

「なあなあ」の意味と語源

 

まず「なあなあ」というのは、呼びかけたり念を押す時に使う感動詞「なあ」を重ねたものであって、「馴れ合い」や「妥協」の意味があります。

 

  • なあなあ・・馴れ合い。妥協。
  • なあなあにする・・馴れ合いで物事に対処すること。
  • なあなあの関係・・馴れ合いで物事に対処するケジメがない関係。

 

そして「なあなあ」の語源は、歌舞伎の演技から来ているとのこと。

 

2人の登場人物が内緒話をする場面で片方の役者が相方に「なあ」と呼びかけ、

それに対して相方も「なあ」とだけうなずき返して表情や仕草で気持ちを表現する演技。

 

この演技がもとで「なあ+なあ」が「馴れ合い」や「妥協」を意味する言葉になったということです。

歌舞伎の定型的な演技の一つ。

二人の登場人物が内緒話をする場面で、一方が「なあ」と呼びかけ、もう一方が「なあ」とうなずき返し、表現やしぐさで気持ちを表現する。

そこから、「馴れ合い」「妥協」を意味する言葉となった。

出典:心に響く! 美しい「日本の言葉」2200

「なあなあの関係」の具体例

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続きまして、「なあなあの関係」の具体例をビジネス・友達・恋愛の3パターンに分けてリストアップしていきます。

  1. ビジネス
  2. 友達
  3. 恋愛

その1:ビジネス

その1:ビジネス

 

  1. 職場全体になあなあな雰囲気がある
  2. 一部の人が友達感覚になってなあなあになる
  3. 嫌われたくなくて叱れずなあなあに済ませる
  4. 身内(家族経営)は何をしても許される
  5. 昔からの付き合いだからなんとかなる
  6. あだ名やタメ口で呼び合う(敬語を使わない)
  7. 仲良しグループの人間には甘くなる
  8. 言うべきことを言えなくなる
  9. お互いに厳しいことは言わない
  10. お互いの仕事に口を出さない
  11. ミスをなかったことにする
  12. 間違えても責任を追及されない
  13. 報告、連絡、相談、確認をきっちりやらない
  14. 謝罪、お礼をきっちりやらない
  15. 「言わなくても分かるでしょ」
  16. 「わざわざ言うほどのことではない」
  17. 手抜きや問題社員を見て見ぬふり
  18. ルールや業務範囲もあいまいでなあなあ
  19. だらだら仕事をしている人に甘い
  20. 2~3分の遅刻は遅刻のうちに入らない
  21. マニュアルが整備されていない
  22. ほとんど「口伝え」だけで仕事を行う
  23. 何も言わずに仕事を回してくる
  24. 会議で質問がなく見た目上は円満に収まる
  25. 360度評価システムがなあなあで意味がない
  26. 仕事とプライベートのメリハリがない

 

職場の人間関係がなあなあになっているということは、緊張感が薄れて甘えが生まれています。

 

甘えが生まれてしまうと、職場中で「だらだらしても怒られない」「適当にやっても問題はない」

「ミスをなかったことにできる」といった考え方が蔓延し、いずれ社員も組織も駄目になってしまう。

 

確かにある程度打ち解けることは大事ですが、それが行き過ぎるとマイナスに傾く恐れがあるので、

やはりつかず離れずの関係で適度な緊張感を持つことができたらそれがベストではないでしょうか。

その2:友達

その2:友達

 

  1. 付き合いが長くなって気遣いや礼儀を忘れる
  2. 友達だからと約束をなあなあにする
  3. メールの返信が来なくて遊ぶ約束がなあなあになる
  4. しょっちゅう約束の時間に遅刻する
  5. 平気でドタキャンするようになる
  6. 物やお金の貸し借りをなあなあにする
  7. 非があっても謝らずになあなあで済ませる
  8. 人の物を壊してもなあなあで済ませる
  9. 楽しくないのになんとなく遊んでいる
  10. 距離を置きたいのにズルズル付き合いを続けている
  11. 友達だからと安易に仕事を依頼する
  12. 友達だからと安易に仕事を引き受ける
  13. 友達と安易に仕事をする
  14. ルームシェアのルールがなあなあ

 

身近なところで言うと、私は普段税理士の恩師や弁護士の同級生に

その分野の一般的な話について質問させてもらうことがありますが、

相談・依頼したい時にはなあなあにならないよう他の方を探そうと強く思います。

 

一方で私としても、たまに友達からスマホやインターネット、ブログ関連の頼まれごとをされますが、

全てを引き受けるのではなく「自分なりの判断基準」を持つようにはしています。

その3:恋愛

その3:恋愛

 

  1. きちんと告白しておらず曖昧な関係が続いている
  2. 付き合いに新鮮味がなくなって気遣いや礼儀を忘れる
  3. お互いの存在に慣れてしまい惰性で付き合っている
  4. 意見がぶつかった時になあなあで済まそうとする
  5. 他に好きな人ができたけれども付き合いを続けている
  6. 何年同棲するかを決めずになあなあのまま始めてしまう
  7. 長く付き合っているのに相手の仕事や家族などの情報を知らない
  8. 長く付き合っているのに結婚の話ひとつ出ない
  9. 結婚するのかしないのかお互いによく分からない
  10. 結婚の話を出してもはぐらかされてしまう
  11. 愛情は冷めているのに情が湧いて別れられない

 

恋愛においても「告白」「気遣い・礼儀」「ルール」「結婚(プロポーズ)」「別れ」などケジメをつけるべき場面はたくさんあります。

そうした場面をなあなあで済ませようとする人は、何事に対しても不誠実で頼りないと言えるでしょう。

 

特に、結婚適齢期が近づくと時間はより貴重なものになるので、

相手のためにも自分のためにも意思を示すことが大切ですよね。

 

自分としては十分やっているつもりでも、相手からしたらそうでない場合があることにも注意が必要です。

まとめ

いかがでしょうか。

 

この記事では、「なあなあ」の意味と語源、

そして「なあなあの関係」の具体例をご紹介しました。

 

「なあなあ」の意味

  • なあなあ・・馴れ合い。妥協。
  • なあなあにする・・馴れ合いで物事に対処すること。
  • なあなあの関係・・馴れ合いで物事に対処するケジメがない関係。

「なあなあ」の語源

  • 歌舞伎の演技から

 

また、「なあなあ」と「なあなあにする」は以下のように言い換えることもできます。

「なあなあ」の類語

  • 緊張感がない。雰囲気に委ねる。

「なあなあにする」の類語

  • 折り合いをつける。適当に済ませる。

 

言葉の意味や語源を正しく理解することは「知性」「自信」「深み」などにつながるので、

まだ知らない言葉はもちろん知っている言葉でも「意味」を大切にしていきたいですね。

 

こちらの記事では、私が馴れ合いを嫌う理由を4つご紹介していますので、

同じようなお考えをお持ちでしたらあわせてご覧ください。

 

 

最後まで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。