思いやりの心とは一体何か?温かい思いやりの心を持つには?

 

思いやりの心。

 

私達は両親や先生からその大切さを教えてもらい、

家庭や学校、友達などの環境の中で育んできました。

 

そのため多くの人は、「思いやりの心を持つこと」は人として、

そして社会で生きていく上でも大切なことを知っています。

 

ただ、大人になるにつれて色々な人と関わる中で、

思いやりの心とは何かが分からなくなることも。

 

「本当の思いやりの心って何だろう?」

「思いやりがある人って具体的にどんな人?」

「思いやりの心を持つにはどうすればいいの?」

 

そこで今回は、「思いやりの心」に関する

以下の3点について改めて考えていきます。

 

  1. 思いやりの心とは何か?
  2. 思いやりがある人とはどんな人?
  3. 思いやりの心を持つには?

 

思いやりの心とは何か?

思いやりの心とは何か?

 

まずは「思いやりの心」の意味を辞書で確認します。

 

思いやり

他人のために気遣ったり同情したりする気持ち。

思いやりの心

他者に対する思いやりのこと。

 

辞書で調べた「思いやりの心」の意味は、

人を気遣ったり同情する気持ちのこと。

 

これを私の言葉に言い換えると「人に優しくしたい気持ち」。

より具体的に表現するとこうなります。

 

「人に優しくしたい純粋な親切心が動機になり、

自分なりに相手の気持ちを相手の立場に立って考え、

想像した相手の気持ちを大切にした行動を取ること」

 

  1. 人に優しくしたい純粋な親切心が動機になる
  2. 自分なりに相手の気持ちを相手の立場に立って考える
  3. 想像した相手の気持ちを大切にした行動を取る

 

まず大前提として、見返りを期待しない純粋な親切心が動機になること。

決して自分が好かれたい(得したい)、あるいは嫌われたくない(損したくない)

といった保身的な気持ちが行動の動機になるわけではありません。

 

そうした純粋な動機のもと、自分なりに相手の気持ちを

相手の立場に立って自分が当事者だと思って考える。

 

その結果出た「相手の気持ち」を大切にする行動を取る。

 

これが私の考える「思いやりの心」です。

 

そしてこの純粋な親切心から来る行いは、たとえ相手を気にかける

些細な一言であっても相手の心にきちんと伝わり響くもの。

 

そのため本人が見返りを求めなくとも巡り巡って返ってきます。

純粋な親切心から来る思いやりの行動は連鎖するのです。

 

どんな形で返ってくるのかと言うと、例えば、

普段から思いやりのある態度で接してもらえたり、

本当に困った時にも快く力を貸してくれる。

 

他にも、周りに思いやりの心を持つ良い人が集まったり、

自分が幸せな気持ちになれるのもその一つでしょう。

 

私達はどうしても与えたら受け取ることを期待しがちであり、

実際に社会で生きていく上でお互い様の精神はとても大切。

 

実際とても大切ですが、純粋な親切心から人を思いやっていると、

思いがけず真心からの思いやりが返ってきて人望も集まるものです。

思いやりがある人とはどんな人?

思いやりがある人とはどんな人?

 

ここまで私が考える「思いやりの心」を以下の通りご紹介しました。

 

  1. 人に優しくしたい純粋な親切心が動機になる
  2. 自分なりに相手の気持ちを相手の立場に立って考える
  3. 想像した相手の気持ちを大切にした行動を取る

 

ここからは実際に思いやりの心を感じた経験をご紹介することで、

思いやりがある人とはどんな人かを具体的にしていきます。

 

私がパワハラと人間関係で悩んでいた新卒入社した会社でのこと。

 

当時の私は自分なりに仕事を頑張り、人間関係にも気を配っていましたが、

それが通用しないパワハラ上司や意地悪社員がいて心身ともに疲れていました。

 

そしてその疲れ具合は私が思っていた以上に表情や雰囲気に出ていたようで、

会社に来る生命保険のセールスレディから「大丈夫ですか?」と心配されるほど。

 

そんな状況から私を救ってくれたのは思いやりの心。

 

私の業務は社内のパソコンやネットワークを管理運用するものだったので、

社員が持つ疑問を解消したり故障対応のためによく現場に足を運んでいました。

 

そうした時に別部署の上司が「大丈夫か?」と声を掛けてアメをくれたり、

後輩達が荷物を持つのを笑顔で手伝ってくれたことが本当に嬉しかった。

 

後輩の中でも特に率先してやってくれたのが新人の女性社員。

 

倉庫で会った時に手助けが必要だと思えば荷物を運ぶのを手伝ってくれるのです。

荷物の中には男性でも重たいものもありましたが、笑顔で数百メートルも運んでくれました。

 

この時の私はまだまだ新人なので良くしてもメリットは少ないのですが、

それは関係なしに純粋な親切心から手伝ってくれたことが伝わってきました。

 

それに私にとってありがた迷惑になることではなく、助かることをサラッと

恩を着せずにやってくれたのはすごいと感心したことも覚えています。

 

そしてこの時私は、「自分もこの人達に思いやりをもって接したい」

「自分も思いやりがある人間になりたい」と心から強く思って、

この思いやりの連鎖によって心がとても温かくなり救われました。

 

私は日頃から思いやりがある人になりたいと思っているのですが、

そう思うようになったキッカケの一つがこの後輩との出会い。

 

そんな後輩と仕事中や会社のイベントで関わっていると、

こうした素晴らしい特徴を持っていることにも気づきました。

 

  • 自分を大切にしているからこそ人も大切にできる
  • 痛みを知っているからこそ人の痛みを理解できる
  • 思いやりのある行動を取ること、相手の笑顔を見ることが喜び
  • 自分が苦しい時でも思いやりの気持ちを忘れない
  • 周りに人がいない時でも変わらず思いやりがある

 

自分を大切にしているからこそ人も大切にしたいと思うし、

実際にどのように大切にしたらいいのかも分かっている。

 

自分が「痛み」を経験しているからこそ人の「痛み」に共感でき、

「痛み」を感じている人がいたら力になりたいと心から思う。

 

後輩はこれらの特徴を持っているので、相手の気持ちに真に寄り添えて、

相手が求めていることが自分のことのように分かってしまうようです。

 

そして、人に対して思いやりのある行動を取ることによって

自分の心が温かく満たされる精神性を持ち合わせている。

同時に相手が喜んでくれることに価値を感じる心を持っている。

 

さらに自分が苦しい状況でも相手を思う気持ちが湧いてくる。

自分が苦しくても何かできることはないかと考えている。

 

そうした態度は周りに人がいない時でも変わらない。

 

周りに誰もいない時、または職場の人間がいなくて

評価されることがなくても態度が変わらないのは本物。

 

ただし、人を思いやるあまり自分を犠牲にすることはなくて、

人を思いやる時と自分を優先させるべき時をしっかり見極めている。

 

当時の私は後輩と接する中でこのようなことを感じていて、

その深い思いやりは今まででダントツの一番だったので、

後輩の特徴を思いやりがある人の特徴だと定義しました。

 

  1. 人に優しくしたい純粋な親切心が動機になる
  2. 自分なりに相手の気持ちを相手の立場に立って考える
  3. 想像した相手の気持ちを大切にした行動を取る
  4. 自分を大切にしているからこそ人も大切にできる
  5. 痛みを知っているからこそ人の痛みを理解できる
  6. 思いやりのある行動を取ること、相手の笑顔を見ることに喜びを感じる
  7. 自分が苦しい時でも思いやりの気持ちを忘れない
  8. 周りに人がいない時でも変わらず思いやりがある

 

そして思いやりの形はケースバイケースであり、

例えばこうした行動も思いやりの一つになります。

 

  1. 何もせずにそっとしておく
  2. 相手に知られないよう黙って行動する
  3. 笑顔を見せて安心してもらう
  4. イライラを表情に出さない
  5. 気を遣わせないよう配慮する
  6. 一声かけて気にかけていることを伝える
  7. 励ますために相手を認める、褒める
  8. 相手の話にしっかり耳を傾ける
  9. 自分の考え方を押し付けない
  10. 察するだけでなく直接聞いて理解する
  11. 相手のために甘やかさない
  12. 相手の思いやりを素直に受け取る

 

たとえ同じようなシチュエーションだとしても、

相手の状況や性格などにより求めるものは違うので、

「思いやりの形」はその都度変わっていきます。

 

例えば、職場で同僚の仕事を手伝った方がいいかなと思った時、

同僚Aさんにとっての親切は「手を貸してくれること」であっても、

同僚Bさんは「そっとしておいて欲しい」かもしれませんよね。

 

そのため自分が今まで経験してきたことを総動員して、

相手の状況や表情、態度、性格などをしっかり踏まえた上で、

相手にとって親切な行動を取る努力をするしかありません。

 

時には判断を間違えて、こちらにとっての「思いやり」が

相手にとって「ありがた迷惑」になることもあるでしょう。

 

どれだけ考えても答えが出せないことも実際あります。

 

しかし、ありがた迷惑だとしても、力になれないとしても、

相手のことを大切にする気持ちがまず大事なのだと思います。

 

ありがた迷惑になってしまったら、次はそれを踏まえて

相手にとって親切な行動を取ればいいだけですよね。

 

思いやりの心を持つには?

それでは、こうした思いやりがある人になるために

思いやりの心を持つにはどうすればよいのでしょうか。

 

思いやりは生まれ持った性質や育った環境によるところが大きいですが、

意識を変えたり人から学ぶことで今から育むことも可能です。

 

思いやりの心を持つには?

 

意識を変える

  1. 思いやりの心を持つ大切さを認識する
  2. 自分が相手の立場だったらと考える
  3. 相手を自分自身だと思って接する
  4. 生活の中で感じた「感情」を噛みしめ学ぶ
  5. 自分のマナーに気を配る
  6. 皆一生懸命に生きていることを認識する

 

人から学ぶ

  1. 思いやりがある人の行動を真似する
  2. 気持ちよく付き合える人の行動を真似する

 

まず思いやりの心を持つために大切なことは、

思いやりの心を持つ大切さを認識すること。

 

それを認識することによって、困っていたら助ける、

優しい言葉をかける、周囲に気を配る、笑顔でいる

といった行動を自然に取りたくなるものですから。

 

人に喜びを与えることが自分の喜びにもなっていきます。

 

反対に思いやりがある人になりたいと思ってはみても、

心の中で「無意味」「所詮他人」「自分さえ良ければ」

と否定しているとなかなか身につかないもの。

 

そう認識した上で、自分が相手の立場だったら何をして欲しいか?

反対に何をされたくないか?を真剣に考えていきます。

 

自分がされて嬉しいことは相手も嬉しいかも、

自分がされて嫌なことは相手もきっと嫌だろう

といった考え方が一つのヒントになるでしょう。

 

自分なりの答えを出すためには、普段から自分が経験した

「あらゆる感情」を噛みしめてそこから学ぶ姿勢も大切です。

 

そうして自分なりの答えが出せたら即行動に移す。

もちろん行動に移さない形での思いやりもありますね。

 

この繰り返しによって真に相手の気持ちに寄り添える

思いやりの心に満ちた優しい人に近づいていきます。

 

また、人から学ぶこと、例えば「真似」も効果的ですから、

身近に思いやりがある人や付き合いやすい人がいましたら、

その人の行動を徹底的に観察して真似をしてみてください。

 

「なぜこの人は相手にとって親切なことができるのか?」

「なぜこの人と一緒にいると居心地が良いのだろうか?」

 

その中で疑問が湧いてきたらどんどん質問してください。

 

思いやりの心に満ちている人は一般的な人に比べると

思いやりのレベルが深く的確でさらっとやってしまうので、

一人で考えていた時には想像もできない学びがあります。

まとめ

まとめ

 

いかがでしょうか。

 

今回は「思いやりの心」について掘り下げました。

 

思いやりの心とは何か?

「人に優しくしたい気持ち」

 

「人に優しくしたい純粋な親切心が動機になり、

自分なりに相手の気持ちを相手の立場に立って考え、

想像した相手の気持ちを大切にした行動を取ること」

 

思いやりがある人とはどんな人?

  1. 人に優しくしたい純粋な親切心が動機になる
  2. 自分なりに相手の気持ちを相手の立場に立って考える
  3. 想像した相手の気持ちを大切にした行動を取る
  4. 自分を大切にしているからこそ人も大切にできる
  5. 痛みを知っているからこそ人の痛みを理解できる
  6. 思いやりのある行動を取ること、相手の笑顔を見ることに喜びを感じる
  7. 自分が苦しい時でも思いやりの気持ちを忘れない
  8. 周りに人がいない時でも変わらず思いやりがある

 

思いやりの心を持つには?

意識を変える

  1. 思いやりの心を持つ大切さを認識する
  2. 自分が相手の立場だったらと考える
  3. 相手を自分自身だと思って接する
  4. 生活の中で感じた「感情」を噛みしめ学ぶ
  5. 自分のマナーに気を配る
  6. 皆一生懸命に生きていることを認識する

人から学ぶ

  1. 思いやりがある人の行動を真似する
  2. 気持ちよく付き合える人の行動を真似する

 

今回私は「思いやりの心」について掘り下げましたが、

100人いれば100通りの考え方があることだと思います。

 

また、思いやりの形も相手の状況や性格などによって様々。

 

力を貸すことばかりでなく、あえてそっとしておくことや、

優しい一声をかけるに留めることも思いやりの形です。

 

そのためあなたにとっての「思いやりの心」を定義した上で、

あなたの経験全てをもって人を思いやる努力をしていき、

その繰り返しによって思いやりの精度を上げてみてください。

 

身近に素敵な人がいたらお手本にさせてもらうのも有効です。

 

そうして今まで以上に思いやりがある人間になっていけば、

あなたの心と人間関係がより満たされることは間違いありません。

 

もし誰かに思いやりの心を教えたい、育てたいという場合には、

あなたにとっての思いやりを行動で示すことが一番大切です。

 

特にお子さんの場合、お父さんお母さんの行動をよく見ているので、

言葉で大切さを教えるのとあわせて行動で示すことが絶対必須。

 

あとは生活の中で感じた「あらゆる感情」を噛みしめ、

その全てを自分の肥やしにする姿勢も大切ですね。

 

幸せな感情だけでなく怒りや悲しみといった感情も、

思いやりの心を持つために大切な感情経験ですから。

 

最後に以下の記事では、思いやりの心に満ちた人の中にも一定数いる

苦労した人の特徴をご紹介していますのであわせてご覧ください。

 

 

最後まで記事をご覧いただきまして、ありがとうございました。